こんにちは。2児のパパをしているひろゆきです。
突然ですが、皆さんはお子さんに「パパ嫌い!」と言われたことはありますか?
僕はあります。しかも何度も……。
最初に言われたのは、長女が3歳のとき。夕飯のときに「先にお片づけしようね」と少し厳しく声をかけたら、「パパ嫌い!」と一言。
胸にズシンときました。正直、かなり落ち込みました。「嫌われたのか…」「叱り方がきつかったのか…」とグルグル考え、眠れない夜もあったほどです。
この記事では、「パパ嫌い」と言われたときの心の整理法や、子どもの心理、そして父親としてどう向き合えばいいのかを、僕自身の経験を交えてお話しします。
「パパ嫌い」は本音じゃない?
まず知っておいてほしいのは、子どもの「パパ嫌い」は、本当の「嫌い」とは少し違うということです。
小さな子どもにとって「嫌い!」は、感情の爆発や自己主張の表現の一つ。特にイヤイヤ期や自我が育ってきた3〜5歳頃にはよく見られる言動です。
たとえば、「パパが遊んでくれない」「自分の思い通りにならなかった」「ママと比べてなんだか違う」といったフラストレーションが、「嫌い!」という言葉になって現れるのです。
つまり、「今の気持ちをわかってほしい!」というサインなのかもしれません。
父親としてどう受け止めるか
言葉に傷つくのは当然です。僕も最初は「もう子育てに関わるのが怖い」と思ったほどでした。
でも、一歩立ち止まって考えてみましょう。
子どもが「嫌い!」と言えるということは、それだけ安心できる関係があるからこそです。
本当に怖い相手、本当に嫌な人には、子どもは何も言わず、ただ避けたり黙ったりします。つまり、パパは「何を言っても受け止めてくれる存在」だと信じているのです。
そう思うと、少し心が軽くなりませんか?
僕が実践している心の整理法
① その場で反論しない
「えっ、なんで?」「パパ悲しいよ!」と言いたくなる気持ちはわかります。でも、そこをグッとこらえます。
感情的なぶつかり合いは、さらに関係をこじらせることがあります。まずは子どもの気持ちを受け止めることに集中しましょう。
② 時間を置いて、ゆっくり話す
僕は、時間を置いてから「さっきは嫌いって言ったね。パパは少し悲しかったけど、どうしてそう言ったのか教えてくれる?」と、落ち着いたトーンで聞くようにしています。
すると、「パパが怒ったからイヤだった」など、子どもなりの理由が返ってきます。それに対して「そっか、それはイヤだったんだね」と共感しつつ、「でもパパは○○が心配だったから注意したんだよ」と伝えるようにしています。
③ 自分の気持ちも大切にする
「パパ嫌い」と言われると、どうしても自信を失ったり、自分の存在意義を疑ってしまうこともあります。
そんなときは、自分の中でこう言い聞かせます。
「子どもはパパが大好き。だけど、今は気持ちがうまく表現できなかっただけ」
自己否定ではなく、「一時的な感情なんだ」と考えることで、グッと気持ちが楽になります。
パパにしかできないことがある
僕が心がけているのは、「父親にしかできない関わり方」を意識することです。
たとえば、
- 思いきり体を使って遊ぶ
- 新しい体験に連れて行く(虫取り、キャンプなど)
- 時に厳しく、でも愛情をもって接する
これらは、ママとは違う「父親ならではの役割」だと思っています。
子どもにとって、ママとの安心感も、パパとの冒険や挑戦も、どちらも大事な体験。嫌われ役になることもあるかもしれませんが、長い目で見ればそれも立派な愛情の一つです。
最後に:その言葉の奥にある気持ちを信じて
「パパ嫌い」と言われたとき、僕たち父親は傷つきます。でも、それで距離を置いたり、関わるのをやめてしまってはもったいない。
むしろ、そこでこそ「父としての本当の力」が試されるのだと思います。
大切なのは、「嫌い」の言葉に込められた子どもの小さな叫びや、本当の気持ちに気づいてあげること。そして、根気よく、優しく、でも時にたくましく向き合っていくこと。
子育ては正解がないぶん、悩みも尽きません。でも、子どもと向き合った時間は、必ずいつか「かけがえのない宝物」になります。
だからこそ、今日もめげずに「パパ業」を一緒にがんばっていきましょう!