こんにちは、二児の娘を育てるパパブロガーのひろゆきです。子育てで避けて通れないのが「叱る」という場面。僕は叱ることに苦手意識があり、感情的になって後悔した経験が何度もあります。今回は、そんな僕の失敗談と、そこから学んだ叱るときのポイントをまとめました。同じように悩むパパ・ママの参考になれば嬉しいです。
【失敗談①】「なんでできないの!」と感情任せに叱った日
ある日、長女が宿題をダラダラしていて、何度声をかけても動かないことがありました。仕事で疲れていた僕はついイライラして、「何回言わせるんだ!なんでできないの!」と強めの口調に。
その瞬間、長女の目から涙がポロリ。「パパ、そんな言い方しなくても…」の一言にハッとしました。怒鳴っても娘がやる気になるわけではなく、むしろ心を閉ざしてしまったように感じました。僕は自分の怒りを“叱る”にすり替えていたのです。
気づき:怒りをぶつけても行動は変わらない。まずは自分の感情を整える。
【失敗談②】兄弟で比較してしまった日
次女がご飯中にふざけていたとき、僕は「お姉ちゃんはちゃんと食べてるのに、どうして〇〇はできないの?」と言ってしまいました。次女は黙り込み、食事も進まなくなってしまいました。
あとで妻から「比べられるのってすごく傷つくんだよ」と指摘され、反省。子どもにはそれぞれのペースと個性があるのに、僕はそれを忘れていました。
気づき:比較は動機づけにならず、自己肯定感を下げる。比べる相手は「昨日の自分」。
【ポイント①】「叱る」と「怒る」を分けて考える
怒る=自分の感情をぶつける(自己都合)。
叱る=子どものためにルールやマナーを伝える(教育)。
この違いを理解してからは、一呼吸おいて「これは叱るべき?それとも怒りたいだけ?」と自問するようになりました。10秒深呼吸してから話し始めるだけでも、言葉選びが変わります。
- 深呼吸10秒 → 事実を短く整理 → 要点を一つだけ伝える
- 「してほしい行動」を具体的に伝える(NGではなくOK指示)
【ポイント②】理由と気持ちをセットで伝える
「静かにして!」ではなく、「図書館は静かな場所だから、みんなが落ち着いて過ごせるように静かにしようね」と理由を添えると、子どもは納得しやすくなります。
さらに、「パパも疲れててちょっとイライラしちゃった。ごめんね」と自分の気持ちを正直に伝えると、子どもも安心して気持ちを話してくれるように。非難より共感が先です。
- 観察→感情→理由→リクエストの順で伝える(例:「図書館では声が大きかったね。びっくりしたよ。ここは静かにする場所だから、今はささやき声で話そう」)
【ポイント③】タイミングを選ぶ――落ち着いて話せる場で
感情が高ぶっているときに叱っても、届くのは言葉ではなく雰囲気です。最近は、寝る前や車の中など落ち着いて話せるタイミングを選ぶようにしています。その方が、娘たちも冷静に受け止めてくれます。
「今はパパも怒っている。3分後に話そう」と、クールダウンの宣言をするのも効果的でした。
【ポイント④】叱る前に“認める”――先にプラスを渡す
「片付けなさい!」と頭ごなしに言うより、「さっき自分でお皿を下げてくれて嬉しかったよ。次はおもちゃも片付けられたらもっと素敵だね」と、まず良い点を認めてからリクエストすると反応が全然違います。
- 承認 → 期待の提示 → 行動の具体化(例:「積み木を箱に5個しまえたね。次は10個しまってみよう!」)
- できたら即フィードバック(笑顔・ハイタッチ・短い言葉)
パパの学びと小さなルール
“叱る”ときは感情ではなく「伝えたいこと」にフォーカスする。完璧じゃなくていい。失敗しても、あとから謝ったりフォローしたりすることで、むしろ信頼は深まる――これが僕の学びです。
わが家のミニルール
- 10秒呼吸してから話す
- 比較をしない(比べるのは「昨日の自分」)
- 理由と気持ちをセットで伝える
- 叱る前にまず承認をひとつ
- タイミングは「落ち着ける場」を選ぶ
最後に――一緒に迷って、一緒に成長していこう
子育てに正解はありません。だからこそ悩むし、失敗もする。でも、その一つひとつが親としての成長につながると信じています。
もし、叱ることに悩んでいるパパやママがいたら――「一緒に迷って、一緒に成長していこう」。僕たちの叱る言葉が、子どもにとって愛されている実感につながりますように。今日も、少しずつ。
この記事の要点まとめ
- 怒ると叱るは別物。教育目的で伝える。
- 理由と気持ちをセットで。非難より共感を先に。
- タイミングを選び、クールダウンを宣言。
- 叱る前に“承認”で心のドアを開く。
よくある質問
Q. 感情的に怒ってしまった後はどうすれば?
A. 短く謝る→「次はこうする」を共有→ハグなどで安心を回復。この順番がおすすめです。
Q. 兄弟げんか、どちらかを叱るべき?
A. 先に安全の確保。その後、事実ベースで一人ずつ話を聞き、次にどうするかを一緒に決めます。
