こんにちは、二児の娘を育てるパパブロガーのひろゆきです。子育てで「叱るより褒めるほうが難しい」と感じたことはありませんか?失敗と試行錯誤から見つけた“伝わる褒め方”を、具体例たっぷりで解説します。
はじめに|なぜ「褒め方」は難しいのか
最初の頃の僕は「すごい!えらい!」の一点張り。娘たちは嬉しそうにするものの、 行動が継続する実感が薄く、時には空回り…。そこで気づいたのは、 「何を、どう褒めるか」で子どもの自己肯定感と行動が変わるということでした。
① 行動を具体的に言葉にする
「すごい!」だけでは伝わりません。
例:白いシャツ、向きを揃えてたためたね。見ていて気持ちよかったよ!
具体化は「どこを見てくれたか」が伝わり、同じ行動を再現しやすくなります。
- NG:抽象的な「すごい」「えらい」だけ
- OK:事実+感想(例:「最後まで片づけ切ったの、助かったよ」)
② 結果より努力の過程を認める
結果だけを褒めると、失敗時に自信を失いがち。
例:毎日5分でも縄跳びを続けたね。悔しい日もあったけど、やり切ったね
継続・工夫・試行回数など、可視化しにくい努力を言語化します。
「今日は15回を目標にしよう!」――子ども自身が次の目標を語り始めたら成功サイン。
③ 兄弟で比較しない——その子だけを見る
「お姉ちゃんはできたのに」は禁物。
例:〇〇ちゃんらしい工夫があったね/昨日より1回多くできたね
比較はやる気を奪い、本人比の成長は意欲を育てます。
④ 言葉+スキンシップで定着させる
頭をなでる、ハイタッチをするなど、触覚の安心感をセットに。手伝ってくれてありがとう(ぎゅっ)
とすると、記憶にも残りやすくなります。
⑤ ちょっとした演出で楽しくする
拍手・ファンファーレ等の演出は、照れつつも効果大。
例:ブラボー!アンコール!
と手を叩く/スマホ効果音で達成感を演出。
⑥ 失敗時こそ前向きワードでフォロー
例:気づいて自分で直そうとしたの、えらかったね。目が育ってきた証拠だよ
「原因探し」より、「次の一歩」を示す言い方が効きます。
- 評価×:できなかった点の羅列
- 評価〇:できた点+次の一手(例:「最後まで説明できた。次はゆっくり話そう」)
⑦ パパならではの外の視点を活かす
ときどきの関わりだから気づける小さな変化は、最高の褒めどころ。
例:声が前より大きくなったね/姿勢が良くなったね
今日から使える!声かけテンプレ10選
- 「◯◯を最後までやり切ったね。助かったよ」
- 「さっきより1回多くできたよ。成長してる!」
- 「自分で気づいて直せたの、かっこよかった」
- 「その工夫、◯◯ちゃんらしいね」
- 「続けたからこそ今日の結果が出たね」
- 「やり方を自分で考えたのがすごい」
- 「ありがとう。パパが助かったよ」
- 「悔しかったけど、続けたね。強さだよ」
- 「説明が分かりやすかった。次はゆっくり話してみよう」
- 「前より笑顔が増えたね。雰囲気が明るいよ」
ありがちNGとリカバリー
| ありがちNG | リカバリー例 |
|---|---|
| 「天才!」など結果のみの称賛 | 「毎日5分の練習を続けたから、ここまで来たね」 |
| 兄弟・友だちとの比較 | 「昨日の自分より1歩前進したね」 |
| 上からの評価だけで完了 | 「パパが助かったよ(感謝)」+ハイタッチ |
まとめ|「褒める」は未来への応援
- 事実を具体化して伝える
- 結果より過程を認める
- 比較しないで本人比の成長を見る
- スキンシップとセットで定着
- 演出で楽しく習慣化
- 失敗の中に次の一歩を示す
- パパの外の視点で小さな変化を拾う
ぎこちなくても大丈夫。コツはすぐに身につきます。まずは今から1つ、具体的に伝えてみましょう。
