こんにちは、二児の娘を育てるパパブロガーのひろゆきです。
家事も育児も、夫婦が同じ方向を向いてはじめて回り出す――。娘たちの父である私が、試行錯誤の末に辿り着いた「わが家の分担ルール」を、まとめました。完璧じゃなくていい。更新しながら続けるための、等身大の実践記です。
目次
[toc]
はじめに:任せきりだった私が変わった日
正直に言うと、結婚前は「家事は妻のほうが得意だし、自然と任せる流れになるだろう」と思っていました。けれど現実は違いました。仕事・学校・習い事・体調の波…予定は毎日変わる。
そこで気づいたのが、「夫婦が同じ方向を向いて協力しなければ、家庭は回らない」ということ。この記事では、わが家で機能している“生きたルール”を等身大で共有します。
ルール1:“公平”より“公正”を大切にする
50:50の厳密な割り振りは、一見フェアですが、得意・不得意や所要時間まで含めると現実的ではありません。わが家はこう決めました。
- 得意な人が「主担当」、苦手な人は「サポート」。
- 主担当が難しい日は、サポートが迷わず肩代わり。
例:妻は料理が速くて上手→主担当。私は下ごしらえ・皿洗い・翌日の米研ぎで支援。私は掃除と片づけが得意→主担当。妻は「捨て判断」の同行や棚拭きで支援。
“公平”ではなく“公正”に。これが最初の土台です。
ルール2:「時間があるほうがやる」を仕組みにする
共働きのわが家は、日によって余力が変わります。そこで“時間のあるほうがやる”を基本にし、迷いを減らしました。
- 朝食・弁当:早起きできた人が担当。もう一人は配膳・片づけ。
- 洗濯:回す=帰宅が早い人、干す=家にいる人、取り込み&たたみ=就寝前の余力がある人。
- ゴミ出し:出勤動線にある人が前夜のうちに玄関へ集積→翌朝に持ち出す。
- 買い物:不足は家族LINEの「買い物メモ」へ。帰りに寄れる人がピック。
「今日どっち?」の小さな衝突が消え、意思決定のコストが下がりました。
ルール3:育児は「父親ならでは」を積極的に担う
娘たちが幼い頃は「ママじゃないと泣く」時期もあり、疎外感を覚えたことも。でも成長とともに、“パパとだから楽しい時間”が確実に増えました。役割はこの形に落ち着いています。
- 学習サポート:丁寧で根気強い妻が宿題・音読の主担当。私は週末の計画立てと、理科の実験・自由研究のネタ出し。
- 外遊び・運動:私が担当。鬼ごっこ、自転車、ボール遊び。体を動かす発散タイムでご機嫌&入眠がスムーズに。
- 寝かしつけ:交代制。「今日はパパと!」の自主選択を尊重。
- 感情のケア:思春期入口の長女には、“最後まで話を遮らない”を徹底。次女のグズグズは抱っこで受け止める。
ルール4:「やった・やってない」を“見える化”する
いちばん揉める原因は認識のズレ。そこで、冷蔵庫のホワイトボードと家族カレンダー(アプリ)で家事ログを残します。
- 洗濯・風呂掃除・送迎など、実施者のイニシャルとチェックマーク。
- 負担が偏ってきたら、翌週に役割をスライド。
- 月末に5分だけ見直し→翌月の微調整。
たったこれだけで、「ありがとう」が増え、イライラが減りました。
ルール5:「ありがとう」を最優先の家事に
私たちの最大ルールは、感謝を口にすること。
「お弁当助かった」「洗濯までやってくれてありがとう」「送迎ありがとう」。
10秒あれば言える言葉が、家庭の空気をやさしく変えます。子どもたちも自然と真似します。
具体的な分担リスト(例:わが家の平日)
- 朝:(早起きした人)朝食/配膳→(もう一人)食器洗い・ゴミ集積・登校見送り
- 夕方:(帰宅が早い人)洗濯取り込み・宿題チェック/(遅い人)夕食準備の仕込み
- 夜:(余力がある人)入浴介助・髪乾かし・明日の準備/(もう一人)食器洗い・風呂洗い
- 寝る前:翌朝のゴミ出し段取り・家計アプリ入力・読み聞かせ(交代制)
週末の“家庭MTG”で小さく改善
日曜夜に10分だけ、家族ミーティングをします。
- 今週よかったことを一人一つ共有(「洗濯物が早かった」「公園楽しかった」など)。
- 困ったことを一つだけ出す(解決は来週の試しに回す)。
- 来週の予定(残業・出張・習い事・PTA)をざっくり共有。
責めない・詰めない・比べない。「来週こうしてみよう」で終えるのがコツです。
トラブル時の“緊急スイッチ”も決めておく
体調不良や仕事の繁忙期には、平時のルールが機能しにくい。だから臨時ルールを用意します。
- 買い物はネットスーパーに切替え。
- 料理は冷凍ミール+味噌汁で省力化。
- 洗濯は乾燥まで回す日を作る。
- 送迎は祖父母・友だち家族に早めに相談(頼り合う関係づくり)。
よくある質問(わが家のリアルQ&A)
Q. どうしても片方の負担が増える週は?
A. あります。そんな時は翌週の免除枠を作ります(例:料理免除デー/洗濯免除デー)。
「帳尻を合わせる」より「気持ちを軽くする」ことを優先。
Q. 子どもにも分担させる?
A. はい。年齢に応じて「自分の支度」「食器運び」「洗濯物の仕分け」などを任せます。
できたら全力称賛。自立と自己肯定感につながります。
Q. ルールが形骸化してきたら?
A. 家事ログを見ながら1つだけ改善。全部は変えません。小さな成功を積んで継続性を守ります。
まとめ:完璧より、更新し続ける家庭へ
家事・育児の分担は、子どもの成長や仕事の状況で変わって当然。
大切なのは、守ることより「更新すること」。
そして何より――「パパとママが協力している姿」を子どもに見せることが、最高の教育だと信じています。
わが家のルールづくりは、今日も明日も続いていきます。
この記事が参考になったら、関連記事もどうぞ:
・育児で夫婦喧嘩が減った理由 | ・平日のタイムテーブル公開(小学生・共働き) | ・朝の支度チェックリスト配布
