こんにちは、二児の娘を育てるパパブロガーのひろゆきです。
子育てをしていると、毎日のように「これでいいのかな?」と悩むことがあります。特に、子どもが小学校に上がり、学年が上がるにつれて勉強や習いごと、友達関係など、親として考えるべきことがどんどん増えていきます。
わが家も例外ではなく、夫婦で「教育方針」をきちんと話し合う時間を持ちました。これまでは何となくの流れで決めてきたことも多かったのですが、小学校中学年になり、性格や得意・不得意がはっきりしてきた今こそ、改めて夫婦の意見をすり合わせる必要があると感じたからです。
ここでは、わが家が実際に話し合って決めた「教育方針」について、リアルなエピソードも交えながらまとめてみたいと思います。
1. 「学力」よりも「生きる力」を育てたい
まず一番に夫婦で意見が一致したのは、「勉強ができること」よりも「人生を前向きに生き抜く力」を育てたい、ということでした。
もちろん学校の勉強は大切ですし、基礎学力がなければ将来困ることもあるでしょう。でも、夫婦で振り返ったときに、社会に出て本当に役立っているのは「知識そのもの」よりも「人間関係を築く力」「困難を乗り越える粘り強さ」「自分の考えを言葉にする力」などでした。
だからわが家では、テストの点数に一喜一憂するよりも、毎日の小さな挑戦や失敗を「どう次に活かすか」を一緒に考えるようにしています。
2. 「親の理想」ではなく「子どもの個性」を大事にする
次に大切にしているのは、「親の理想を押しつけない」ということです。
例えば、私たち夫婦はどちらもスポーツ経験者なので、「子どもにも運動を好きになってほしい」という気持ちはありました。けれども、長女は絵を描くことが大好きで、次女は歌を歌うのが得意。運動もやりますが、それ以上に自分の好きな世界に夢中になる時間の方が大切なのだと気づきました。
そこで夫婦で話し合った結果、「親が決める習いごとは最低限にして、子どもがやりたいことを尊重する」という方針にしました。長女には絵画教室、次女には合唱クラブを。それぞれが自分の「好き」を見つけて輝ける環境を用意してあげたいと思っています。
3. 「家庭での会話」を一番の教育に
教育と聞くと塾や教材に目が行きがちですが、夫婦で話し合って出た答えは「やっぱり家庭での会話が一番の教育になる」ということでした。
夕食のとき、学校であったことを子どもが楽しそうに話す時間。宿題がうまくいかなくて悔し泣きする長女を、妻が抱きしめながら励ます姿。休日に一緒に買い物へ行き、「この商品は高いけど長持ちするかな?」と親子で値段と価値を比べてみる体験。
こうした何気ない会話の中で、「考える力」「感じる力」「選ぶ力」が育つのだと思います。だから夫婦でルールを決めました。
- どんなに忙しくても、1日1回は必ず家族で食卓を囲む
- 子どもが話したことを「否定」ではなく「まずは共感」から始める
これを続けるだけで、子どもたちが安心して自分の気持ちを言葉にできるようになってきました。
4. 「お金の教育」は早めに始める
実は夫婦で最も意見が分かれたのが「お金の教育」でした。私は「まだ早いんじゃないか」と思っていたのですが、妻は「今から少しずつ伝えていくべきだ」と。
最終的に妻の意見を尊重し、小学生のうちから「お小遣い制」を導入しました。ただし「渡して終わり」ではなく、使い道を一緒に話し合い、週に一度振り返りをしています。
「お菓子を買いすぎて今週はお金がなくなった」
「欲しい文房具があったけど来週まで我慢した」
こうした体験が、ただ計算ができる以上に「お金の大切さ」を実感させてくれると思います。
5. 「夫婦で対立したときのルール」を決めておく
教育方針を話し合っていると、夫婦の意見が食い違うことも当然あります。例えば「宿題は必ず先にやるべきか?」「遊びを優先してもいいのか?」という点では、私は「まず宿題派」、妻は「遊びから派」でした。
そのとき決めたのが「意見が違ったときは子どもの前で言い争わない」というルールです。子どもにとって親の意見の不一致は大きな混乱を生みます。だから一度はどちらかが折れて、夜に夫婦だけで改めて話し合うことにしました。
子育ては「正解」がないからこそ、夫婦で支え合いながら柔軟に方向修正していくことが大切だと実感しています。
まとめ 〜教育方針は「更新し続けるもの」〜
こうしてまとめてみると、わが家の教育方針は「完璧なマニュアル」ではなく、「家族で成長しながら更新していく約束事」のようなものだと感じます。
- 学力よりも生きる力を
- 子どもの個性を尊重する
- 家庭での会話を大切にする
- お金の教育を早めに始める
- 夫婦の意見の違いは夜に話し合う
これが、現時点でのわが家の結論です。
ただ、子どもたちはこれからどんどん成長していきます。そのたびに新しい課題が出てくるでしょう。そのときにはまた夫婦で話し合い、時にはケンカもしながら「わが家らしい教育方針」をアップデートしていきたいと思います。
子育ては迷いの連続。でも、夫婦で語り合いながら一歩ずつ歩む時間こそ、実は一番の「教育」なのかもしれません。
